こんにちは!
先日、展示が終了した「令和7年 大祭をふりかえる展」はご覧になりましたでしょうか?今回は、この展示が完成するまでのウラガワを2回にわたってお届けしていこうと思います!
まず、展示について紹介させていただきます。
この展示は、本年開催の夏と秋の「佐原の大祭」をふりかえる企画展です。4つの観点で創られた展示を通して、祭りの新たな気づきを重ね、想いを紡ぎます。(特設サイトはこちら)
毎年開催されている本展示「大祭をふりかえる展」ですが、私が担当させていただくにあたり、「ふりかえる」ことについて考えました。色々と考えていく中で、本展示ではただ「振り返る」のではなく、そこから面白さが見えてきたり、想いが深まったりしてほしいなと思いました。そんな想いを込めて、こちらのコンセプトを考えました!

そして、そんな「ふりかえり」を実現するには、どんな展示が必要だろうかと考え、4つの観点を組み込んだものにすることに決めました。
1つ目は、「観る」こと。
ただ見るのではなく、じっくり観て振り返ることで新しい気づきが生まれてほしいと考えました。
2つ目は、「読む」こと。
ただ知るのではなく、資料や本を読む中でより学びが深まっていってほしいと考えました。
3つ目は、「共感する」こと。
佐原の人たちが大祭って良いものだと思うことの理由に共感による一体感があるのではないかと思い、この展示を通してより共感を高まってほしいと考えました。
4つ目は、「奏でる」こと。
大祭で佐原囃子を聴いて「自分も演奏してみたい!」と誰もが一度は思うのではないのでしょうか。そんなわがままを叶え、演奏する中で佐原囃子が身近に感じてほしいと考えました。
展示の中身が決まったら、いよいよチラシのデザインです。
デザインソフトで、展示の名前を並べてこねくり回していると、ふと「ふりかえる」の「ふ」が非常に面白くて可愛く見えてきました。傾けてみたら、なぜかロゴマークのようなものに見えてきて、これがすごく良いなと感じました。そしてそれと同時に、普段から使う「ふ」という文字ひとつとってもしっかりとふりかえっていくことでこんなに面白く、大切に思えるんだと気づき、ふりかえることの良さを改めて実感しました。そんな気づきを大事にしたデザインにしたいなと思い、最終的に「ふ」を大きく印刷したチラシにしました!色は赤と白の2色で、お祭りらしさを表しました。

大きな「ふ」が書いてあるチラシやポスターは目立つので、町ゆく人が面白いと足を止めてくれていたら嬉しいなと思います。

今回は展示の企画を中心にお話ししました!
次回は、実際の展示制作についてお話ししていけたらと思っていますので、お楽しみに!
佐原みらい運河株式会社
落合 真弘





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