佐原みらい運河の活動記録!vol.1「はじめまして!」

 

はじめまして!

今年の春から、佐原みらい運河株式会社で働かせていただくことになりました落合です。

 

私は慶應義塾大学でまちづくりや教育について学び、佐原をフィールドに研究活動をしていました。そこで、卒業してからは実際に佐原に住みながらまちづくりを学んでみたいなと思い、この進路を選択することにしました。

 

 

佐原みらい運河株式会社は、『みらいにつながるいまを創りだす』ことを目的にしています。私は、みらいを担う若者に佐原の良さを見つけてもらい、佐原を盛り上げていくことに興味があります。佐原には多様な「良さ」があります。優雅な祭り、歴史ある街並み、素敵な人々、多様な産業。そして、佐原には多様な「資源」があります。多くの空き家、広大な農地、青々とした緑。そのすべてが地域で何かをしてみたい若者にとって、非常に魅力的な佐原の要素なのです。そんな佐原と若者をつなぐ「ハブ」に佐原みらい運河と自分自身がなりたいと思っています。

 

 

そのために、私は「場づくり」をしていきたいと思っています。場は共創やまちづくりにおいて非常に重要な要素です。「場」と「共創」については、清水博ら(2000)は共著『場と共創』(NTT出版)にて「多様な人々が集まって共創することができるためには、それぞれの間の差異をこえて、活動全体を包摂することができる大きい場所―共創の舞台―が創出されることが必要である。逆に言えば、このような場所を創出する創造力があるから、多様な考えの人々が一緒に働くことができるのである」と述べています。そんな共創が生まれる場を佐原に創っていきたいと思っています。

 

そんな私の今の活動は主に3つです。

1つ目は、「佐原を知る」ことです。

最初に、「八人の若きブリコルール展」という展示を企画しました。多様なスキルや経験を持つ八人の学生を佐原に呼び、彼らが佐原で何を感じ、どう自らの活動と掛け合わせていくのかを作品として展示しました。(詳細はこちらをご覧ください。)彼らの視点を通じて、佐原を見ることで改めて佐原の資源の多様さと奥深さに気づくことができました。

 

 

次に佐原について知るためにフィールドワークやリサーチをしました。香取市は非常に広大で、大きく4つの地域で構成されています。それぞれの地域でかなりの個性があります。その個性を捉えるために、香取市を巡りました。佐原の住民や、佐原の外の住民が互いにどう感じて、どう考えているのかについて非常に理解が深まりました。特に佐原については、図書館でたくさんの本を読み、理解を深めました。まだまだ、理解しきれていないところもありますが、自分が感じていた佐原の面白さを言語化できるようになったなと思います。

 

また、様々なイベントにお客さんとして参加させていただきました。佐原の大祭 夏祭り、ちばみんフェス2025 in香取、第126回 水郷おみがわ花火大会、第20回 さわら・町並み・夕涼みなどです。佐原に多くの人が訪れる機会で、佐原がどのように盛り上がっているのかを学ばせていただきました。

 

2つ目は、「佐原で何かしてみたい若者との交流」です。私は、「佐原のあしたPROJECT」の第四期ナビゲーターとして講座の作成や実施等をしています。佐原のあしたPROJECTは佐原で何かしてみたいという若者が集まるコンテストです。そこで、ナビゲーターとして彼らを見ながら彼らの考えていることや悩みなどを学ばせていただいています。佐原で何かをしてみたい若者を集めて活動していく上でとても貴重な学びを得ることができています。

 

 

3つ目は、「場づくりの基礎づくり」です。現在、旧スナック店舗と住居が一体となった建物のリフォームを始めています。佐原に来てくれた若者が自由に滞在してもらえるような場を作るべく、その基礎作りとして建物の掃除や壁の塗装をしています。かなり体力が必要な活動ではありますが、賑やかな場を作るべく頑張っています。

 

 

現在はこれら3つの活動を中心に取り組んでいます。今後は、より多様な活動をしていくつもりです。定期的に佐原みらい運河としての活動様子をこちらで報告していければと思っておりますので、お楽しみにお待ちくださいー!

 

 

佐原みらい運河株式会社

落合 真弘